電線のつばめ

最近、ぼちぼちと家の前の電線に

燕が並び始めました。

毎年の風景です。

最初はあっちを向くツバメ

こっちを向くツバメ、

どこからともなく集まってきて

そのうちきれいに整列して

今日は南北の電線、

明日は東西の電線。

そしてやがて、

そう。

台風が来る前には

飛び立っていく…

自然って本当にすごいなと思います。

あんな小さな身体で渡っていくのだから。

本能とはいえ、毎年、毎年、

大海原を渡ってきて、

必死の思いで子育てして

そしてまた渡って行く。

人間のように欲もなく得もなく

ただひたすらに…

そしていつも思うのが、

日本は電線があって、景観が悪いって

言われていますし、私自身も景色を

写そうと思ったときに、

電線が…って思ったこともあります。

ですが、燕が電線に並んでいるシーンは

なんとも言えず好きです。

風情があって

飽きることなく眺めていられます。

もしも日本に電線がなくなって

全部地中に埋まってしまったら、

燕はどうするのだろう。

考えても仕方のないことを考えた

そんな午後でありました。


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